2017年6月21日水曜日

「自由電子が見えたなら」の予備実験

 授業書の「自由電子が見えたなら」(仮説実験授業研究会)のための準備をした。金属に共通する3つの性質(電流が流れる、金属光沢がある、延展性がある)は、すべて「自由電子の存在が原因」ということを楽しみながら理解できる内容だ。
 久しぶりなので、材料をそろえ直すことにした。色紙(金・銀)、2mmの太さのシャーペンの芯、アルミニウム製の鍋を100円均一店から買ってきて、さっそく試してみたのだが、以前と結果が違うので驚いた。

 授業は、さまざまな物質に電流が流れるかどうかを予想し、確かめながら進められていく。簡単そうだが、実際には塗料でコーティングされているもの等もあって、大人でも全問正解は難しい。私も、最初はシャーペンの芯、アルミニウム製のなべ、金紙などで予想が外れた。ところが、今回はそれらの結果が以前とは全て逆になっていた。具体的なことは控えるが、予想が当たりやすくなったように感じる。

 以前の通りの結果が欲しいので、材料費にもう少し予算を割こうかと思案中だが、金属に共通する性質を確認できるだけでなく、アラザン(ケーキづくりに使う銀色の粒)からポテチの袋まで、身の回りで金属がどう利用されているかを知ることもできる授業なので、楽しみながら準備をすすめている。

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