2017年6月6日火曜日

奇跡の生還


 高さ5000mの飛行機からパラシュートもつけずにとび
降りた人がいる。運良く森の上に落ち、木の枝がクッションの役目をして助かった。ギネスブックの最高記録は6700mだそうだ。この人は雪におおわれた斜面の上に落ち、大けがをしたがやはり助かった。

 6700mから落ちると、計算では37秒で地面に衝突し、その時の速さは音と同じ1296km/h(360m/s)になる。いくら雪の上でも、助かりそうにない速さだ。雨はおよそ1000mの高さから落ちてくるので、14秒で地上に到達し時速493kmになる計算。これも、当たるとケガをしそうな速さだ。

 実際には、雨粒が地上に落ちるときの速さは、はやいものでも時速30km前後だ。それは、空気の抵抗が速さを抑えるはたらきをするからで、人間の場合も573m落下したところから速さが変化しなくなる。

 そのスピードは頭を下にしたときがもっとも速くて298km/h(83m/s)。その他の姿勢でも188km/h以上にはなるそうだから、命が助かるのはやはり奇跡的といえる。

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