2019年8月21日水曜日

科学おもちゃ「ゴム手袋ホーン」のつくり方


 雑誌「
RIKATAN(理科の探検)」2018年12月号の特集「簡単!!おもしろ科学遊び」の中に「ゴム手袋ホーン」の作り方が紹介されていた。「船の汽笛のような重厚な音」に惹かれて、作ってみることにした。
 うすいゴム手袋と、ラップの芯、ストローを材料にして作る簡単な笛だが、期待どおりの重低音で、初めて聞いたときは大人でもビックリする。

《 材料 》 
・天然ゴム製の薄手袋、
 おむつ取り換え用などで販売されている、極薄タイプの使い捨て手袋。一箱500円程度で約50枚が入っている。よく似たパッケージでプラスチック製のものもあるので、確認が必要。商品によって厚みに若干の違いがある。大きな差はないと思うが、私は薄い方のものを選んだ。

・ストロー
 直径6mmで、途中にジャバラの入った、曲がるストローを使った。細いものは、息を吹き込むのに苦労するかも知れない。

・ビニルテープとセロハンテープ
 ビニルテープは伸縮性があるので、空気がもれないように密閉するのに適している。なければ、セロハンテープでもかまわないし、低学年の子どもにはセロハンテープの方が扱いやすいようだ。

・かたい紙の筒
 ラップなどの芯。素材は紙でなくてもよいが、切り口の部分がなめらかでないといけない。また、直径にもある程度の大きさが必要なようで、底を切ったペットボトルで代用した場合は、同じ作り方だと鳴りにくいものもあった。

《 つくり方 》
① 紙筒(かみづつ)やペットボトルの口に薄い(うすい)ゴム手ぶくろをかぶせて、テープでしっかりとめます。空気がもれないようにしてください。
② ゴム手ぶくろの親指の先を、ほんの少し切り落とし、その穴にストローをさしこんで、テープでとめます。これで、できあがりです。




※ ストローを深く差し込み過ぎると、ゴム膜にじゃまされて息を吹き込みにくくなる。1cmが目安だが、ジャバラの部分を残してカットし「ギザギザが隠れるくらいに差し込む」と、工作教室などでは説明している。また、ゴムをハサミで切る作業は、小学生には難しいようだ。




《 遊び方 》
① ゴム手ぶくろの中指を、筒の下側に引っぱって、太鼓のように膜をピンと張ります。なるべく、しわのない状態にしてください。


② ストローから息を吹き込むと、風船のように手ぶくろがふくらみます。

③ さらに、息をふき込み続けると、手ぶくろにたまった空気が紙筒の方に抜けながら、ゴム膜をふるわせて音がでます。筒先のゴム膜に指でそっとさわると、ふるえているのがわかります。

※ 引っぱった手袋の中指を、紙筒のちょうど良い位置にテープでとめると、次から①を省略できます。

※ 天然ゴムによる、かゆみ、かぶれ、発赤などを乗じた場合は、皮膚科医に相談する。まれにアレルギー症状の起きることがある。と「薄手袋」の外箱に注意書きがありました。

《 ペットボトルで代用する場合 》
 紙筒が手に入りにくいときは、ペットボトルでも代用できますが、口が小さいので、指の部分だけを使います。

① ペットボトルの底を切り取って、筒にします。

② 手袋の指の部分だけを使います。私の場合は、人差し指〜薬指の3本が、適度な長さで良かったのですが、手ぶくろのサイズによって違うかも知れません。

③ の先のゴムを、ほんの少し切り落とし、その穴にストローをさしこんで、テープでとめます。

④ 飲み口のギザギザの部分がかくれるくらいに、ゴムをかぶせたら、テープでしっかり止めます。これで、できあがりです。


《 遊び方 》
① ストローとゴムの指が一直線になるようにピンと張って、ペットボトルを直角に傾けると、のみ口のごむ膜が太鼓の革のように、平らになります。

② 風船をふくらませるくらいの強さで息を吹き込むと、音が出ますが、紙筒にくらべてずいぶん高い音で、動物の鳴き声に似ています。
 よく鳴るよう、ペットボトルの傾きとゴムの張り具合を調整して吹いてください。


※ のみ口のゴム膜にシワができないように、ストローを軽く引っぱり、ペットボトルにつけたままストローを前後させて、良く鳴る位置を見つける。その位置にテープで固定すると。次から①を省略できる。
 強く引っぱりすぎないのがコツのようだ。

2 件のコメント:

  1. すげいおとしました

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    1. 素敵な音色なんですが、大きな音なのでビックリしますね。

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