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《 心臓の部屋のなまえ 》
○ 右と左
心臓はハート型でからだのほぼ中央にあるが「左側にある」と言われる。それは、心臓の左側は筋肉が発達しており右側より大きいために、左側に片寄っているように見えるからだ。また、心臓の図は、こちら向きのヒトを描いているので、図を見ている私たちには左右が逆に感じられる。
○ 血液の入口
心臓の上にある部屋から入り、下の部屋から出ていく。上から下へは、人が食事をするときの食べ物の流れと同じなので、混乱することはないだろう。ただし、出口はハートのとがった部分ではなく、上のお尻のような場所に血管がつながっている。○ 心 房
血液が戻ってくる部屋なので、元々のなまえは「心戻」だったが、毛細血管を通ってきた血液は勢いをなくしフラフラの状態だ。そこで、「戻」より足がもつれた感じの「房」が使われるようになった。と、思う。○ 心 室
血液が出ていく部屋なので、元々は「心出」(しんしゅつ)」だったが、いつのまにか「ゅ」が取れて「しんしつ」になり、字も「心室」に変わった。と、思う。
《 血液の行方(ゆくえ) 》
○ 右心室 から 肺 へ
二つある心室のうち、肺へ血液を送るのは右側の「右心室」。「肺ライト」(はいらいと)と覚えよう。
この、「右心室→肺→左心房」の道筋は「肺循環」と呼ばれている。
○ 左心室 から 全身 へ
全身、つまり体のあちこちへ送り出されるので、ひと言では表せない。「左(さ)」のつくことばでまとめてみた。この、「左心室→全身→右心房」の道筋を「体循環」という。
サヨナラ…左心室から出た血液は、からだの色々な場所へ散らばって進む。
菜穀肉魚 ……血液は、消化された養分を小腸で取り込むと、そのまま肝臓へ運ぶ。ただし、脂肪はリンパ管に取り込まれる。
差し入れ…血液は、肝臓が加工した養分を受け取り、全身の細胞に届ける。
サッパリ、さわやか…血液中にある尿素などの不要物が、腎臓で取り除かれる。
再会 ……左心室から全身に押し出された血液たちは、再び心臓に帰ってくる。
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