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私たちのまわりにあるものは、みんな原子でできている。けれど、それを目で見ることはできない。もし、原子が見えたらどんな姿をしているだろう。私たちのまわりにある、空気はどのように見えるだろうか。
粒と粒の間はからっぽだ。ここには、空気も何もない。ほんとうのからっぽなので、「真空」と呼ばれる。
空気の粒には2種類ある。どちらも2個のまるい玉がしっかりとくっついている。原子とは、このまるい玉1個のことだ。
酸素分子や窒素分子をおよそ1億倍に拡大するとピンポン玉くらいの大きさになる。その時、直径13cmのボールは地球と同じくらいの大きさになっている。(CDは直径12cm)
たて、よこ、高さとも1mの立方体の中に、このピンポン玉くらいの分子が25個はいっている。そのうち、20個は窒素の分子で5個が酸素の分子だ。そして、速いのもおそいのもあるが、1秒間に平均400m〜500mのスピードで飛びまわっている。
窒素や酸素の分子にまじって、3つの原子がくっついた形のものも飛びまわっている。二酸化炭素の分子だ。二酸化炭素は、空気の粒を1万個くらいさがしたときに、やっと3個が見つかるくらいの割合で空気に含まれている。
仮説実験授業の授業書「もしも原子が見えたなら」(仮説社)
を参考にしました
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