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金属のつまった電線の中を、なぜ体積のある電気は通れるのか?たましいは空気より重くて、天には帰れないのか?考えてみよう。
原子は中心部分にある原子核と、そのまわりを回っている電子でできている。水素原子を広い野球場くらいに拡大すると、原子核は球場の真ん中に置かれた1円玉で、電子は観客席の一番外側をまわっている小さな粒。そして、原子核と電子のあいだには何も無い、からっぽの空間「真空」だ。
だから、原子がすき間なくつまっていても、拡大すると中はスカスカ。それは、銅の原子が集まってできた電線でも同じなので、電気の粒が移動するための通り道もどこかに見つかりそうだ。
さて、もう一つの問題「たましいは天に昇れるか?」についてだが、空気より密度が大きいために、コロンと床に転がるのは悲しいので、なんとか天に昇らせたい。
古代中国でたましいは、「魂魄(こんぱく)」と呼ばれ、天に帰る「魂(こん)」と地に戻る「魄(はく)」に別れる、と考えられていた。
なるほど、重い部分を切り離せば天に昇れそうだ。他にも、心臓から抜け出た後に膨張して体積を増やすなどの方法もあり、なんとかなりそうだ。
大気がなくて浮力のはたらかない月面でのことは、またいつか考えよう。
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