2017年9月16日土曜日

生物の共通点


「地球は生きている」と言われる。地球は生物だろうか?
星の一生は長い」という人もいる。一年に一度デートする織り姫と彦星は、人間に当てはめると3秒に一度出会っていることになるのだそうだ。誕生して死を迎えるのが生物だろうか?しだいに成長する結晶は、生きていると言えるのだろうか?
 意見の分かれる問題かも知れないが、生物に共通する性質として、次の3つがあげられている。

 生物にはかたちがある 
 「あたり前」と思うだろうが、生物にはかたちがあり、周囲と区別される。毛皮や甲羅や薄い膜など、種類によってさまざまだが、細菌のような生物でも必ず周囲の環境と自分を区切る「しきり」を持っている。

 物質を出入りさせる 
 「新陳代謝」という。生物は自分の中に必要な物質を取り入れ、不要な物質を外に出す。そのとき、からだの中で化学変化を行って、生活するためのエネルギーを手にいれている。

 自分の複製をつくる 
 子孫を残せない生物もいる。ヒョウとライオンの合いの子のレオポンや、ウマとロバの間にできるラバなどだ。しかし、子どもをつくれないレオポンも間違いなく生物だし、からだの細胞は常に自分の複製をつくり続けている。また、最初の生命は上の3つの性質をすべて持っていたと考えられている。

 この3つの性質は、細胞をひとつしか持たない生物の場合にもあてはまるのだろうか?答えはイエス。単細胞生物だけでなく、私たちのからだをつくっている一つひとつの細胞にも共通する性質だ。

① 周囲の環境と自分を区別するためのしきり。
② 吸収した物質を使って、さまざまな生命活動をおこなう。
③ 自分の複製をつくる。
④ 骨格がなくてもピンと立つことができる。シャキシャキした歯ごたえ。
⑤ 光合成をおこなう。
⑥ 老廃物などを蓄える袋と考えられている。


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