2018年3月8日木曜日

「湿度」のたとえ話


湿度を求める公式は、空気1m3中の水蒸気量(g)÷飽和水蒸気量(g)×パーセント()だが、丸暗記できても意味はわかりづらい。そこで、理解を助けるための、身近な?たとえ話を考えた。


 飽和水蒸気量はバスの定員に例えられる。ただし、このバスは気温によって伸び縮みするバスだ。暖かいと大勢乗れるが、寒いと縮んで少しの人しか乗れなくなってしまう。


 学校のみんなでキャンプに行くことになった。乗客は生徒と先生を合わせた9人。校門でバスが来るのを待っている。朝の気温は21℃。全員が乗れるかどうか心配だが、グラフを見ると定員は18人だ。「寒く無くて良かったわよのさ」と、ピノコ先生は思った。


 定員18人のバスに乗客9人が乗って出発だ。乗車率は50%。
定員を「飽和水蒸気量(g)」、乗客の数を「空気1m3中の水蒸気量(g)」にすれば湿度を求める計算と同じだと、キリコ君は思った。


 しばらく快適なドライブが続いたが、キャンプ場が近づくにつれてバスが小さくなってきた。山の気温は低いのだ。気温が10℃になると、定員が乗客と同じ9人になってしまった。「このままだと、誰かが落ちてしまう!!」生徒たちはパニックになりかけたが、「動転しちゃダメ!(ろてんしちゃダメなのよさ)」とピノコ先生が落ち着かせた。

 山頂のキャンプ場は5℃だった。無事に到着できたのは7人。途中で2人が落ちてしまったけど、ブラック・ジャック君が治療してあげたとさ。
めでたし、めでたし

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