2018年8月12日日曜日

HOLTS補修ペンと99工房エアータッチ


 妻の新車にすり傷をつくってしまった。大きさは5cm×30cmほど。ネットを「フロントバンパー 補修」で検索した情報を頼りに、自力でのパテ盛りと塗装を敢行した。


バンパー(樹脂製)補修の手順は次の通り
① カッターナイフで、すり傷部分のささくれを除く。
② 耐水ペーパーで、傷とその周辺を磨く。
 ・圧力を均一にするために、パッドに巻いて使う。
 ・耐水ペーパーの番手は♯320と♯600。
③ シリコンオフをスプレーし、表面の汚れを除く。
 ・スプレー後、乾燥する前に拭き取る。
④ バンパープライマーを吹き付ける。
 ・パテのくっつきをよくするはたらきがある。
 ・スプレー後、15分乾燥させる。
  ※「乾燥させる」を見落としたまま作業してしまった。
⑤ パテ盛り。
  ※ 周辺のペンキ部分との境界に段差を作らない。
  ※ 手に結構ついた。薄いゴム手をすればよかった。

⑥ 耐水ペーパーで整形する
 ・ペーパーは♯320。仕上げに♯600
⑦ マスキング
 ・マスキングテープ、幅広マスキングシート
 ・新聞紙、ガムテープ
⑧ プラサフスプレーを吹き付ける。
 ・プライマーの入ったサーフェサーのこと。
 ・プライマーは塗料のくっつきをよくする。
 ・サーフェサーは塗料がパテにしみ込むのを防ぐ。
 ・「スプレー → 10分乾燥」を繰り返す。(約3回)
 ※ 一度に厚塗りすると、液がたれる。
幅広マスキングシートは、他の物でも代用できそうで、必要なさそうに感じていたが、
実際に作業すると、効率良くマスキングできた。「買っといて良かった」と、思った。
⑨ 余分なプラサフスプレーを落とす。
 ・耐水ペーパー♯1000
⑩ コンパウンド「細目」で塗装の下地をつくる。
 ・周辺も広く磨いて、劣化した塗料も落とす。
⑪ 塗装のためのマスキング
 ・広い範囲に塗装した方が、補修部分が目立たないから。
※ バンパー全体を塗装しなおすのが理想的らしい。 
※ ビビリの私は、あまり範囲を広げられなかった。

⑫ 塗装の準備
・シリコンオフで塗装箇所の汚れやコンパウンドを除く。
・塗装前に「ぼかし剤」をスプレーしておく。

⑬ 塗料の吹き付け。
・カラーの「塗装→10分乾燥」をくり返す。
※ 一度に厚塗りすると、塗料がたれる。
・艶が必要なら、「クリヤー」をカラーと同様に塗装する。
・最後に、「ぼかし剤」をスプレーする。


 いよいよ、塗装というときに、購入していたホルツ「補修ペンMINIMIX」がスプレー式でないことに気がついた。筆で均一に塗る自信はないので、近くのホームセンターに行くと、「ソフト99 ペイント エアータッチ」という商品があった。
 ソフト99コーポレーション製の筆付き塗料に取りつけると、スプレー塗装ができるようになるらしい。ホルツ製の塗料にも使えるだろうと考えて購入した。
 帰宅して、エアータッチにつなごうとしたが、ねじの規格が合わない。しかたなく、粘着テープでとめることにして、マスキングテープをグルグルまきつけると、問題なく使うことができた。
 もちろん、ホルツにも同様の製品があり、本来はそれを使うべきだが、あいにく在庫切れだった。

⑬ 一週間乾燥の後、コンパウンドで仕上げをする。
※ 私は、乾燥に必要な期間を読み落とし、翌日コンパウンドで磨いてしまったので、下地がうっすらと透けてしまった。再度、⑪からの手順を繰りかえし再塗装の予定である。


 中央の黄色の円内が補修した箇所。光沢のように見えるが、実は下地が透けている。マイナーな車種の特殊な色も、調合してスプレー缶にしてくれるサービスのあることを知り、再挑戦に備えて発注した。ホルツ・99工房ともに同様の製品がある。
 補修費用の合計を出してみた。いつの間にか1万円を超えている。使用しなかったものもあるので、実質は1万前後だろうか。失敗したらバンパーごと交換すれば良い、との思いで取りかかったが、後に引けない額になってしまった。ネットにはDIYで傷を大きくする場合もあるのでご注意との記述もあった。



2 件のコメント:

  1. ネジの規格合わない時の方法を探してました。ありがとうございました!

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  2. お役に立てて良かったです。私の方は、この後も同じ箇所を何度かこすって、塗り直し以外の対策を検討中です。

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